マイルを貯めている方にお勧めANA JCBカードの特徴やメリット

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ANAマイルを貯める「ANA JCB一般カード」

「ANA JCB一般カード」は、ANAとJCBが提携して発行しているカードで、名前の通りANAマイルを貯めるのに適したクレジットカードです。

会員サービスは「JCBのプロパーカード」同様に「MyJCB」にログインしますが、もし複数のJCBカードを持っていた場合、アカウントは別々になります。

ですので、それぞれ別のIDとパスワードを使用してログインする必要があります。

 

但し、あくまでもJCBが発行しているカードに限ります。

「楽天カードJCB」のように提携会社が発行しているカードは、アカウントは「MyJCB」ではなく「楽天e-NAVI」、ポイントは「Oki Doki ポイント」ではなく「楽天スーパーポイント」になります。

 

このJCB発行カードの別アカウントに関して言えば、どうせならまとめて貰えたらといつも思うのですが…

というのは、JCBは日本で唯一の国際カードブランドであり、JCBが発行しているカードはゴールドカードなども含め日本国内で200種類近く存在します。

そうすると、クレカを複数枚所有した場合、JCB発行のカードも複数枚になる可能性があり得るということになります。

 

特に、ANAマイルなどを貯めている方は、JCBカードが複数枚になるパターンが多くなったりします。

実際、個人的に「ANA JCB一般カード」を含めて3枚のJCBのカードを所有しており、それぞれ全てアカウントが別になっています。

 

そして、クレカを所有している場合、当然ショッピングやキャッシングの上限はあるはずです。

JCB発行のカードを複数枚所有していた場合、限度額は個々に設定されるわけではなく、全てのカードの合算された金額になります。

例えば、「JCBオリジナルシリーズ」のショッピング枠が100万円あったら、後から発行した「ANA JCB一般カード」のショッピング枠も100万円を超えることはなく、両方のカードで合計100万円までしか利用できません。

 

ですから、毎回アカウントを一つにして貰えないかと単純に考えるのですが、やはり「JCBオリジナルシリーズ」「ANA JCB一般カード」の2つのカードの利用特典などには大きな違いがあるので、それぞれの項目を区別したりするのが難しいのでしょう。

この大きな違いというのは、マイルへの交換にあります。

この件は、後ほど述べます。

 

ANAのカードは他にも色々種類がありましす。

例えばアメックスが発行しているカードに関して言うと、仮に「ANA アメックス」と「アメックス グリーン」を2枚持っていたとします。

JCB発行カードの場合は別アカウントになりますが、アメックスの場合はアカウントの入口は一つだけで、内部でカードを切り替えられるようになっています。

それぞれのカードの画像がアカウントの右上に表示されていて、画像をクリックすると管理画面が変わる仕組みになっています。

アメックス管理画面
アメックス管理画面内

JCBのように、別のカードの状況を調べるのに、一旦ログアウトしてからログインし直す必要もありません。

 

JCB発行カードを2枚以上持っていた場合、かなり面倒くさいことになります。

特にANAマイルを貯めている方は、複数枚持っている人が多いです。

今は、「ANA JCB一般カード」と「ソラチカカード」は重複して所有できるので、「JCBオリジナルシリーズ」と併せて普通に3枚持ちもあり得ます。

そうすると、3つも別アカウントが存在することになります。

ですから、JCBもこのアメックス方式にシステム変更して貰えないかといつも考えるわけです。

ANAカードの種類等について

上記でも少し述べましたが、ANAブランドのクレジットカードには、下記のようなカードがあります。

ANA 一般カード

  • ANA VISA 一般カード
  • ANA マスター一般カード
  • ANA JCB一般カード
  • ANA アメリカン・エキスプレス・カード
  • ANA JCB ZERO
  • ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
  • ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
  • ANA VISA Suicaカード
  • ANA VISAワイドカード
  • ANA マスターワイドカード
  • ANA JCBワイドカード
  • ANA VISA nimocaカード

ANA ゴールド&プレミアムカード

  • ANA VISAワイドゴールドカード
  • ANA マスターワイドゴールドカード
  • ANA JCBワイドゴールドカード
  • ANA ダイナースクラブカード
  • ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
  • ANA VISAプラチナ プレミアムカード
  • ANA JCB カードプレミアム
  • ANA ダイナースクラブプレミアムカード
  • ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

この中で、マイラーに必修のカードと言われているのが「ソラチカカード」になります。

そして、「ソラチカカード」と組み合わせて持つと効果を発揮するカードが、還元率の高い「ANA VISAワイドゴールドカード」と言われています。

このように、ANAカードは複数枚持ちも可能なので、必須と言われている「ソラチカカード」を持っていたとしても、他のカードも所有することが可能になります。

 

極端に言えば、下記のカード最大9枚所有することも可能です。

  1. ANA VISA
  2. ANA マスター
  3. ANA JCB
  4. ANA アメリカン・エキスプレス・カード
  5. ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
  6. ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
  7. ANA VISA Suicaカード
  8. ANA VISA nimocaカード
  9. ANA ダイナースクラブカード

以前は、同じJCBブランドの「ANA JCB」と「ソラチカカード」は同時所有できなかったのですが、2015年4月より2枚持ちが可能になっています。

尚、同ブランドカードの一般とゴールド・プラチナの複数持ち、一般カードとワイドカードの複数持ちは出来ません。

 

ANAカードは、定期的に「最大~万マイル貰える」などの入会キャンペーンを行っているので、上記の項目でも述べた通り、ANAマイルを貯めている方で複数枚のANAカードを所有している人は多いです。

やはり、日頃の買い物だけで特典航空券に交換できるマイルを貯めることはかなり難しいので、入会キャンペーンなどを利用して大きくマイルを貯める事が必要になるからです。

 

また、「ソラチカ」カードとポイントサイトを利用してマイルを貯めることも、裏技ではありますが陸マイラーの主流になっています。

残念ながら、2018年3月31日をもって、各ポイントサイトからメトロポイントへの移行が終了するため、「各ポイントサイト~メトロポイント~ソラチカカード経由(ソラチカルート)」の方法は利用できなくなりました。

しかし、早速マイラー達は、「Line~メトロポイント」の流れを利用した「新ソラチカルート(Lineルート)」を見つけています。
 

このように、ANAカードを複数枚所有している人は多いのですが、「ソラチカカード」や「ANA VISAワイドゴールドカード」の他にも、「ANA アメリカン・エキスプレス・カード」やコチラで紹介している「ANA JCB一般カード」が人気のカードになります。

ANA JCB一般カードの年会費について

「ANA JCB一般カード」の年会費は、初年度は無料、2年目以降の年会費は2,200円(税込)となります。

年会費無料のカードが多いため、2年目以降に年会費がかかるのはデメリットにも感じますが、継続ボーナスマイルとして毎年1,000マイル加算されるので、毎年2,200円(税込)で1,000マイル購入できると考えれば、かなりお得な継続ボーナスではないでしょうか?

 

仮に、羽田-伊丹間を通常の積算率100%で予約した場合、片道で280マイル+ボーナスマイル28マイル=308マイルになり、片道で25,500円ほどになります。

クレジット機能付きANAカード会員が、ビジネスきっぷ割引き(往復利用時のみ)で購入しても、約16,000円×2=約32,000円になり、マイルは308×2=616マイルになります。

 

これらの事から、2,200円(税込)で1,000マイル貰えると考えれば、かなり得していると思いませんか?

家族会員の年会費は、初年度無料、2年目以降は1,100円(税込)となります。

そして、ETCカードは発行手数料も年会費も無料になります。

ポイント還元率&マイル移行コースについて

「ANA JCB一般カード」は、「OkiDokiポイント」が1,000円につき1ポイント貯まります。

JCBの「OkiDokiポイント」は1ポイント5円相当なので、「ANA JCB一般カード」の還元率は0.5%になります。

そして、「OkiDokiポイント」の有効期限は2年間です。

「OkiDokiポイント」を一般の商品に交換する事を選択する場合、還元率は0.5%ほどとあまりお得感はありませんが、「ANA JCB一般カード」はマイルへ交換することに強みがあるカードなので、ある程度ポイントが貯まったらマイルへ交換することをお薦めしますし、ANAのマイルへ交換するために持っている方も多いと思います。

 

ANAマイルを貯めるためのカードなので、申し込む際には「マイル&ポイント移行コース」を選択する必要があります。

この移行コースには、「マイル自動移行コース」と「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」の2種類があり、さらに「5マイルコース」と「10マイルコース」があります。

「ANA JCB一般カード」を申し込む際に、このポイントコースを選択する必要があるので、選択を失敗しないためにも少し説明してみたいと思います。

 

「マイル自動移行コース」と「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」の違いですが、下記になります。

「マイル自動移行コース」=毎月自動的にマイルへ移行

「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」=貯まったポイントを自分の判断でマイル移行

 

そして、メリットとデメリットを比較すると

「マイル自動移行コース」
【メリット】:手間がかからない&マイル移行忘れがない。
【デメリット】:有効期限を最大限に活かすことが出来ない。

 

このデメリットをもう少し説明すると…

「OkiDokiポイント」の有効期限は「2年間」、ANAマイルの有効期限は「3年間」なので、上手に管理すれば両方で「最大5年間の有効期限」になります。

 

ですが、「マイル自動移行コース」の場合は毎月自動的にマイル移行されるので、「OkiDokiポイント」の有効期限を最大限利用できずほぼ0ヶ月になり、最大の有効期限はANAマイルの3年間のみになります。

しかも、毎月少しづつ移行されるので、有効期限3年目に達した場合、そのマイルを利用しないと毎月少しずつ消えてしまうことになります。

 

仮に、一番最初のマイル移行(100マイル)が、2017年1月だったとします。

そして、毎月同じように100マイルずつ自動移行したとすると、マイルは下記のようにANAのアカウントに貯まっていきます。

2017年1月=100マイル
2017年2月=200マイル
2017年3月=300マイル
2017年4月=4100マイル
2017年5月=500マイル
2017年6月=600マイル
2017年7月=700マイル
2017年8月=800マイル
2017年9月=900マイル
2017年10月=1,000マイル
2017年11月=1,100マイル
2017年12月=1,200マイル

ANAマイルの有効期限は3年間なので、最初に訪れる有効期限は2019年12月になります。

 

簡単に説明するために、2018年1月から2020年12月までマイル移行はなかったとします。

2019年12月=1,200マイル
2020年1月=1,100マイル
2020年2月=1,000マイル
2020年3月=900マイル
2020年4月=800マイル
2020年5月=700マイル
2020年6月=600マイル
2020年7月=500マイル
2020年8月=400マイル
2020年9月=300マイル
2020年10月=200マイル
2020年11月=100マイル
2020年12月=0マイル

貯まったマイルを使用しないと、3年めの2020年1月からは100マイルずつ消滅していくことになります。

2017年1年間に移行したマイルを、有効期限前に全て同時にまとめて使用したい場合、貯まったマイルを最大限に活かすことが出来るのは、2019年12月が最後になるということになります。

 

ということは、貯まったマイルを最大限に活かすためには、2017年12月に移行した100マイルの有効期限も2019年12月ということになり、それまでに使用する必要があるので、有効期限は1年11ヶ月間ということになります。

この「マイル自動移行コース」を選択した場合、マイルへ移行した月とマイルが消滅する月を月毎に細かく把握しておく必要があります。

 

「マルチポイントコース」
【メリット】:有効期限を最大5年間活用できる
【デメリット】:自分でマイル移行の手続きが必要なので、マイル移行をうっかり忘れることがある

 

貯まった「OkiDokiポイント」をギリギリ有効期限まで貯めておけるので、まとめてANAマイルへ移行するタイミングと、移行したANAマイルが期限切れにならないようなタイミングの、2つの期限を把握しておけば大丈夫です。

 

そして「マイルコース」の件ですが…
◇「5マイルコース」の場合

  • 1,000円=1ポイント(OkiDokiポイント)=5マイル(還元率0.5%)
  • マイル移行手数料=無料
◇「10マイルコース」の場合
  • 1,000円=2ポイント(OkiDokiポイント)=10マイル(還元率1.0%)⇒「5マイルコース」の2倍の交換率
  • マイルへの移行手数料年間=5,500円(税込)(有料)

になります。

最終的に、下記の4種類から選ぶことになります。

  1. 「マイル自動移行コース」&「5マイルコース」[手数料無料]
  2. 「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」&「5マイルコース」[手数料無料]
  3. 「マイル自動移行コース」&「10マイルコース」[移行手数料年間5,500円(税込)]
  4. 「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」&「10マイルコース」[移行手数料年間5,500円(税込)]

「10マイルコース」のマイル移行手数料に関してですが、マイルを移行した時のみにかかります。

「マイル自動移行コース」の場合は、自動的にマイルへ移行されるため、毎年移行手数料も自動的に請求されることになります。

もし、「マルチポイントコース」で2年に一度マイルを交換する場合、毎年払う必要はなく2年に一度支払えばOKという事になります。

 

お薦めなのは、やはり「マルチポイントコース」になります。

そして、決済カードとして「ANA JCB一般カード」をメインで利用したい、マイルもたくさん貯めたいという方は、手数料はかかりますが4番の「マルチポイントコース」&「10マイルコース」を選ぶべきだと思います。

尚、このマイル移行コースは、後から「MyJCB」や電話にて変更することも可能です。

「Oki Dokiポイント」について

「ANA JCB一般カード」、プロパーカードの「JCBオリジナルシリーズ」同様、「Oki Dokiポイント」が貯まります。
私の場合は、この「Oki Dokiポイント」を「ANA JCB一般カード」でガンガン貯めて、ANAマイルに移行しました。

貯まったANAマイルを、特典航空券に交換してヨーロッパにも行きました。

現在は、メインで利用するカードは他のカードに変更してANAマイルを貯めています。

 

もしマイルを効率的に貯めたいのであれば、「ソラチカカード」をお勧めします。

以前は、「ANA JCB一般カード」と「ソラチカカード」の2枚持ちは出来なかったのですが、現在は2枚持ちも可能になっています。

 

「Oki Dokiポイント」は、月間利用合計金額に対して、1,000円(税込)ごとに1ポイント貯まります。

カードによっては、例えば「Yahoo! JAPANカード」のように、利用単位ごとにポイント精算する場合もあります。

利用単位ごとに精算する場合、例えば1ヶ月間に5回880円(税込)の買い物をしたケースだと、「JCB一般カード」の場合は880円×5=4,400円になるので4ポイントもらえます。

しかし、利用単位ごとの場合は、毎回1,000円(税込)以下なので1ポイントも貯まりません。

 

利用単位ごとのポイント付与で、特に悔しいのが「985円」とか「1960円」とかの、ギリギリ大台を超えない料金の支払いのときです。

1,000円以下は切り捨てられるので、かなり損をします。

この点、「Oki Dokiポイント」は月間利用合計金額に対してのポイント付与なので、切り捨てられる心配は最小限になります。

欲を言えば、100円ごとにポイントが付与されるシステムにすれば、もっと無駄なくポイントが貯まるのですが…

 

それから、税込金額に対してポイントが付与されるので、地味に得します。

例えば、月のカード使用合計金額が税抜き85,000円だったとします。

税込みにすると、91,800円になるので、税抜きだったら85ポイントが、税込みだと91ポイントになります。

実際に計算して比較してみると、得なのがわかりますよね?

JCB STAR MEMBERS(スターメンバーズ)の件

JCBカードには、年間でカードを一定金額以上利用した場合に、特別に提供するメンバーシップサービスがあります。

それが、「JCB STAR MEMBERS(スターメンバーズ)」です。

一年間に利用した金額の合計によって、それぞれランク分けされ還元率がアップします。

集計期間は、毎年12月16日から翌年の12月15日までの1年間で、特典の適用期間は翌年2月分から翌々年1月分までとなります。

 

「JCB一般カード」の場合は、下記のようにランク分けされ、それぞれ還元率の比率がアップします。

また、JCBが定期的に行っているキャンペーンの抽選口数もアップします。

スターメンバーズ ランク 内容
スターe(イー)PLUS 年間利用額が30万円以上
10%ポイントアップ
還元率は0.55%へ(1,000円ごとに1.1ポイント)
抽選口数は、通常の2倍
スターβ(ベータ)PLUS 年間利用額が50万円以上
20%ポイントアップ
還元率は0.60%へ(1,000円ごとに1.2ポイント)
抽選口数は、通常の2倍
スターα(アルファ)PLUS 年間利用額が100万円以上
50%ポイントアップ
還元率は0.75%へ(1,000円ごとに1.5ポイント)
抽選口数は、通常の4倍
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