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マイル&ポイント移行コースは、どれを選べばいいの?

「ソラチカカード」でたまる「OkiDokiポイント」を、Amazonやnanacoなどのポイントへ交換すると、軒並み還元率が0.3~0.6%へと落ちてしまいます。

一番効率がいいのが、ANAマイルへ移行するコースです。

 

この移行コースには、「マイル自動移行コース」と「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」の2種類があり、さらに「5マイルコース」と「10マイルコース」があります。

「ソラチカカード」を申し込む際に、このポイントコースを選択する必要があるので、選択を失敗しないためにも少し説明してみたいと思います。

 

「マイル自動移行コース」と「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」の違いですが、下記になります。

「マイル自動移行コース」=毎月自動的にマイルへ移行

「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」=貯まったポイントを自分の判断でマイル移行

 

そして、メリットとデメリットを比較すると

「マイル自動移行コース」
【メリット】:手間がかからない&マイル移行忘れがない
【デメリット】:有効期限を最大限に活かすことが出来ない

 

このデメリットをもう少し説明すると…

「OkiDokiポイント」の有効期限は「2年間」、ANAマイルの有効期限は「3年間」なので、上手に管理すれば両方で「最大5年間の有効期限」になります。

 

ですが、「マイル自動移行コース」の場合は毎月自動的にマイル移行されるので、「OkiDokiポイント」の有効期限を最大限利用できずほぼ0ヶ月になり、最大の有効期限はANAマイルの3年間のみになります。

しかも、毎月少しづつ移行されるので、有効期限3年目に達した場合、そのマイルを利用しないと毎月少しずつ消えてしまうことになります。

 

仮に、一番最初のマイル移行(100マイル)が、2017年1月だったとします。

そして、毎月同じように100マイルずつ自動移行したとすると、マイルは下記のようにANAのアカウントに貯まっていきます。

2017年1月=100マイル
2017年2月=200マイル
2017年3月=300マイル
2017年4月=4100マイル
2017年5月=500マイル
2017年6月=600マイル
2017年7月=700マイル
2017年8月=800マイル
2017年9月=900マイル
2017年10月=1,000マイル
2017年11月=1,100マイル
2017年12月=1,200マイル

ANAマイルの有効期限は3年間なので、最初に訪れる有効期限は2019年12月になります。

 

簡単に説明するために、2018年1月から2020年12月までマイル移行はなかったとします。

2019年12月=1,200マイル
2020年1月=1,100マイル
2020年2月=1,000マイル
2020年3月=900マイル
2020年4月=800マイル
2020年5月=700マイル
2020年6月=600マイル
2020年7月=500マイル
2020年8月=400マイル
2020年9月=300マイル
2020年10月=200マイル
2020年11月=100マイル
2020年12月=0マイル

貯まったマイルを使用しないと、3年目の2020年1月からは100マイルずつ消滅していくことになります。

2017年1年間に移行したマイルを、有効期限前に全て同時にまとめて使用したい場合、貯まったマイルを最大限に活かすことが出来るのは、2019年12月が最後になるということになります。

 

ということは、貯まったマイルを最大限に活かすためには、2017年12月に移行した100マイルの有効期限も2019年12月ということになり、それまでに使用する必要があるので、有効期限は1年11ヶ月間ということになります。

この「マイル自動移行コース」を選択した場合、マイルへ移行した月とマイルが消滅する月を月毎に細かく把握しておく必要があります。

 

「マルチポイントコース」
【メリット】:有効期限を最大5年間活用できる
【デメリット】:自分でマイル移行の手続きが必要なので、マイル移行をうっかり忘れることがある

 

貯まった「OkiDokiポイント」をギリギリ有効期限まで貯めておけるので、まとめてANAマイルへ移行するタイミングと、移行したANAマイルが期限切れにならないようなタイミングの、2つの期限を把握しておけば大丈夫です。

 

そして「マイルコース」の件ですが…◇「5マイルコース」の場合
  • 1,000円=1ポイント(OkiDokiポイント)=5マイル(還元率0.5%)
  • マイル移行手数料=無料
◇「10マイルコース」の場合
  • 1,000円=2ポイント(OkiDokiポイント)=10マイル(還元率1.0%)⇒「5マイルコース」の2倍の交換率
  • マイルへの移行手数料年間=5,500円(税込)(有料)

になります。

 

ということで、どのコースを選択すれば良いのかという件ですが…

①「マイル自動移行コース」&「5マイルコース」に向いている方[手数料無料]

  • ソラチカカードでは、ほとんど決済をしない
  • がんがんポイントサイトを利用してメトロポイントを貯める

②「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」&「5マイルコース」に向いている方[手数料無料]

  • ソラチカカードでは、ほとんど決済をしない
  • ポイントサイトを利用してメトロポイントを貯めたいが、そんなにポイントを稼ぐ自信がない。

③「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」&「10マイルコース」に向いている方[移行手数料年間5,500円(税込)]

  • 決済用カードとして利用
  • ポイントサイトはあまり使わない
  • 決済でゲットしたポイントはまとめて貯めておいて一気にマイルへ移行したい

④「マイル自動移行コース」&「10マイルコース」に向いている方[移行手数料年間5,500円(税込)]

  • 決済用カードとして利用
  • 頑張ってポイントサイトでも毎月ポイントをいくらかゲットしたい

「10マイルコース」のマイル移行手数料に関してですが、マイルを移行した時のみにかかります。

「マイル自動移行コース」の場合は、自動的にマイルへ移行されるため、毎年移行手数料も自動的に請求されることになります。

もし、「マルチポイントコース」で2年に一度マイルを交換する場合、毎年払う必要はなく2年に一度支払えばOKという事になります。

 

「10マイルコース」は「ソラチカカード」で決済をまとめたい人向きで、「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」はポイントサイトなどで大量にANAマイルを持っている人向けのコースになります。

ポイントサイトを利用してがんがんマイルを貯めたい、いわゆる「マイラー」向けは、①の「マイル自動移行コース」&「5マイルコース」ではないでしょうか?

 

そして、移行手数料がかかる「10マイルコース」を選んでも得をする方は、「ソラチカカード」では決済金額100万円が分かれ目だと言われています。

決済金額が100万円を超える場合は「10マイルコース」を選んだ方が得をして、100万円未満の場合は「5マイルコース」を選択したほうが得をします。
 

定期券購入でポイント二重取り

東京メトロの定期券売り場や多機能券売機で、「ソラチカカード」のクレジット決済で定期券を購入するとポイントが貰えます。

このポイントですが、「メトロポイント」だけではなくて「OkiDokiポイント」ももらえるので、ポイント二重取りになります。

 

どれ位ポイントがもらえるのかは、下記の通りになります。

◇「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」の場合:
・1000円ごとに=メトロポイント 5ポイント + Oki Dokiポイント 1ポイント(5円相当)

◇「マイル自動移行コース」&「5マイルコース」:
・1000円ごとに=メトロポイント 5ポイント + 5マイル

◇「マイル自動移行コース」&「10マイルコース」:
・1000円ごとに=メトロポイント 5ポイント + 10マイル

 

PASMOオートチャージでポイントが貯まる

「ソラチカカード」は、PASMOのオートチャージでもポイントが貯まります。

PASMOの残金が少なくなった時に(設定した金額以下)、改札から入場すると設定したオートチャージの金額が自動的にチャージされます。

 

東京メトロ・東急電鉄・西武鉄道・小田急電鉄・京成電鉄・京王電鉄・京浜急行などのPASMOエリアだけではなく、JR東日本のSuicaエリアでもオートチャージされます。

残額を気にすることなく電車に乗れるので、非常に便利な機能です。

 

初期設定では、残高が2,000円以下になると3,000円がチャージされる設定となっていますが、ご自分の都合に合わせて1,000円~10,000円(1,000円単位)の範囲で変更することが出来ます。

オートチャージ時のポイントは、下記の通りです。

◇「マルチポイントコース(応募方式-都度移行)」の場合:
・1000円ごとに= Oki Dokiポイント 1ポイント(5円相当)◇「マイル自動移行コース」&「5マイルコース」:
・1000円ごとに= 5マイル

◇「マイル自動移行コース」&「10マイルコース」:
・1000円ごとに=10マイル

 

同じ鉄道系のクレジットカードでは、JR東日本の「ビューカード」が有名ですが、チャージ・オートチャージ・定期券購入時の還元率が1.5%ももらえます。

「ビューカード」に比べると「ソラチカカード」は若干見劣りがしますが、高還元率の決済用のカードというよりも、メトロポイントを利用したANAマイルを貯めるためには必須のカードなので、マイラー向けには最適なカードです。

 

なぜ、ANAマイラーにとって必須のカードなのか?

「ソラチカカード」で買い物をしても、還元率は0.5%なので特にポイントが貯まりやすいわけではありません。

確かに、ANAのカードなので、貯まったポイントをANAマイルへ交換する場合は、通常のカードよりも交換率が高いです。

 

通常のクレジットカードだと、1,000円=3マイルほどの交換率になるのですが、「ソラチカカード」だとマイル移行手数料無料の「5マイルコース」で、1,000円=5マイルになり、通常のクレジットカードと比較したらかなり得をします。

先にも述べたように、移行手数料を払い(年間5,400円)「10マイルコース」を選択した場合、ANAマイル移行が2倍の交換率の1,000円=10マイルになります。

そこで陸マイラーが取る方法とは、「ソラチカカード」をポイントを貯めるためのツールとして利用する方法です。

買い物をするクレジットカードとして利用するよりも、効率よくANAマイルを貯める事が出来るということです。

 

ですが、ANAにとっては全然メリットはありません。

ANAカードを利用し買い物をしてポイントを貯めるわけでもなく、実際に航空券を購入して地道にマイルを貯めるわけでもありませんから…

 

私も個人的にANAマイラーですが、ほぼ100%カードの利用で貯めたポイントをマイルに交換したり、実際に旅行に行った際のマイルを貯めており、ポイントサイトは全然利用していません。

それでも、カードの入会キャンペーンなどを利用すれば結構なマイル数を貯めることが出来ますし、実際2018年度にスーパーフライヤーズカードを取ろうと決めて、7月末で8割の4万ポイントまで貯まりました。

 

陸マイラー用のマイルの貯め方もよく知っていますが、ANAマイラーとしてANAに敬意を払い、こちらでは陸マイラー用の取得技などの紹介はいたしません。

どうしても詳しく調べたい方は、「ANAマイル ポイントサイト」「陸マイラー ポイントの貯め方」などのキーワードで検索してみて下さい。

 

上部にも書きましたが、「よそでもらったポイントをマイルに交換する」方法は、ANAにとってのメリットというのは全く無いので、そのうち必ず対応策は取られるはずです。

 

それよりも、私も利用しましたが、マイルやポイントを貯める正攻法としては、クレジットカードを申し込む際についてくる「カード取得後~ヶ月で~万円利用したら、~万ポイントゲット!」などという入会キャンペーンを利用し、支払いをそのカードに集中させるのが最もマイルやポイントを貯められる方法です。

 

電子マネーによるポイント付与&Apple Pay

「ソラチカカード」において、電子マネーでポイントが付くのは「PASMO」のみになります。

「nanaco」「Suica」「楽天Edy」「SMART ICOCA」へチャージすることは可能ですが、残念ながらポイントは付きません。

 

「ソラチカカード」」も「Apple Pay」に登録可能で、JCBなので登録すると「QUICPay」として割り当てられます。

「Wallet アプリ」にも登録できますが、残念ながら「Suica」へのチャージでポイントは付与されません。

参考ですが、各電子マネーでポイントが付くお勧めのカードは下記になります。

「モバイルSuica」

  • ビッグカメラSuicaカード
    (年会費は初年度無料・年1回利用でで次年度無料、還元率1.0~1.5%)
  • ビュー・スイカカード
    (年会費は初年度無料・2年目以降524円[税込]、還元率0.5~1.5%)
  • リクルートカード(JCB・VISA・MasterCard)
    (年会費無料、還元率1.2%)

※ビューカードは、モバイルSuicaの年会費が当面無料
※Apple PayでSuicaにオートチャージできるのは、ビッグカメラSuicaカードやビュー・スイカカードなどのビューカードのみ

「nanaco」

  • リクルートカード(JCB・VISA・MasterCard)
    (年会費無料、還元率1.2%)
  • セブンカード・プラス
    (年会費は初年度無料・年5万円利用で次年度無料、還元率0.5%、オートチャージ利用可能)
  • Yahoo! JAPANカード(JCBのみ)
    (年会費は永年無料、還元率1.0%)
  • Tokyu Card ClubQ JMB Pasmo(MasterCardのみ)
    (年会費は初年度無料、2年目以降1,100円[税込]、還元率1.0%)
「楽天Edy」

  • リクルートカード(VISA・MasterCard)(年会費無料、還元率1.2%)
  • 楽天カード(年会費は永年無料、チャージで0.5%・Edy支払いで0.5%の計1.0%)
  • Tokyu Card ClubQ JMB Pasmo
    (年会費は初年度無料、2年目以降1,100円[税込]、還元率1.0%)
  • エディオンカード
    (年会費1,078円[税込]・エディオンで年間税込165,000円以上購入すると無料、通常還元率1.0%+利用で0.5%)
「WAON」

  • イオンカードセレクト
    (年会費は無料、チャージで0.5%+利用で0.5%)
  • JAL JCBカード
    (年会費は無料、還元率0.5%+マイル付与率0.5%)
  • JALカード TOKYU POINT ClubQ
    (年会費は無料、還元率0.5%+マイル付与率0.5%)
「SMART ICOCA」

  • REX CARD
    (年会費は無料、還元率1.25%)
  • リクルートカード(VISA・MasterCard)
    (年会費無料、還元率1.2%)
  • Yahoo! JAPANカード
    (年会費は永年無料、還元率1.0%)
  • Orico Card THE POINT
    (年会費は永年無料、還元率1.0%)

 

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